
どうも加藤エルです。
今回は前回同様に順張りの手法についてお話します。
これを覚えておけば、
順張りが手に取るように理解できると思います。
さてその手法は何でしょうか?
答えは「グランビルの法則」になります。
グランビルの法則はご存じでしょうか?
知っている人は少ないかなと思います。
今回はその順張り手法「グランビルの法則」について
お話していこうと思います。
グランビルとは移動平均線を用いた法則です。
「8つの売買シグナル」からなる法則で、
値動きの癖を端的に表現しています。
順張り手法の基本となるグランビルの法則
グランビルの法則の基本は、ます「8つの売買シグナル」を確認します。
実際に、この法則だけでエントリーをするのは少々リスクが高いですが、
順張りの考え方のベースとなりますのでぜひ覚えてください。
目次
グランビルの法則:4つの買いシグナル
上の画像は移動平均線と値動きの関係を表した画像になります。
オレンジ色で書かれている4つのポイントが、
グランビルの法則の買いシグナルになります。
グランビルの法則:4つの売りシグナル
上の画像は先ほど同じになります。
青色で書かれている4つのポイントが、
グランビルの法則の売りシグナルになります。
このようにグランビルの法則は、
買いと売りのそれぞれ4つずつ計8つの売買シグナルで
成り立っています。
順張りを極める為のグランビルの法則
では実際にどのようなポイントが、
エントリーポイントになり得るのかを説明していきます。
今回使用しているインジケーターは、
移動平均線20になります。
他のサイトでは期間25を使用していますが、
加藤エルは期間20を使用しています。
それでは早速見ていきましょう。
グランビルの法則その1 ゴールデンクロスの買い
ゴールデンクロスを聞いたことない方は少ないくらい、
ポピュラーで根拠となる買いシグナルになります。
本来は短期の移動平均線が、中長期移動平均線を
下から上へと突き抜けることを言います。
今回のグランビルの法則では、
表示している移動平均線20をローソク足が
下から上へと突き抜けることを表します。
もちろん移動平均線を複数表示させて、
本来のゴールデンクロスを根拠としても問題ありません。
ここで使用するゴールデンクロスは、
移動平均線をローソク足が突き抜けることとして進めていきます。
前置きが長すぎたので説明に入ります。
上の画像をご覧ください。
「①買い」と書かれているポイントになります。
ローソク足が移動平均線20を下から上へと突き抜けているポイントが、
ゴールデンクロスになります。
ここで注意する点としましては、
移動平均線が上を向いているかです。
移動平均線20が上を向いているということは、
相場が上昇トレンドに入り始めたことを意味します。
要するに、20日移動平均線が上を向いている状態で
ゴールデンクロスが起こったポイントが、①買いシグナルとなります。
グランビルの法則その2 押し目買い1
上の画像でいうと「②買い」がポイントになります。
後ほどご説明いたしますが、
グランビルの法則では本来移動平均線を下へ抜けると、
売りシグナルとしてとらえます。
しかし、実際には下に抜けた後に反転したポイントが、
押し目買いのシグナルになります。
上昇トレンド時に、より安い価格で買うことがメリットになります。
しかし、デメリットとしましては相場が反転する可能性がある
ということです。
しっかりと安値の切り上げなどを確認することで、
よりリスクを抑えられたエントリーができます。
グランビルの法則その3 押し目買い2
上の画像で言うと「③買い」のポイントになります。
上昇トレンドで相場が上昇していても、
ずっと上に上がり続けていくわけではありません。
利益確定などの売りが出るため、
一時的な相場の下落と再度トレンドに戻ることを繰り返しながら、
相場は上昇していきます。
グランビルの法則の「③買い」のポイントは、
一時的に相場は下がっていますが、
移動平均線20を割り込んでいないことが確認できます。
また、移動平均線20がまだ上向きのままですので、
上昇トレンド中に発生した押し目買いとなります。
こちらは綺麗な押し目買いのポイントになりますので、
必ず覚えておいてください。
グランビルの法則 リバウンド
上の画像でいうと「④買い」のポイントになります。
このポイントはリバウンドを狙って
買いをいれるポイントです。
このポイントは逆張りになるので、
グランビルの法則の1つとして覚えていただけたらと思います。
相場は、移動平均線に対して戻ってくる傾向があります。
ですので、離れれば離れるほど戻ってこようとする力が大きくなります。
ここで注意が必要なのは、
「どこで買いをいれるのか」という点です。
例えば、「④買い」のポイントで買いをいれても、
そのまま価格が下がり続ける可能性があるからです。
ですので、水平線やRSI、他の移動平均線などの
別のテクニカル要素が必要になってきます。
順張りするなら忘れちゃいけない手法!まとめ
グランビルの法則についてご説明しましたが、
記事が長くなってしまったので「4つの売りサイン」については
また後日にご説明しようと思います。
今回は「4つの買いサイン」についてお話してきました。
- ゴールデンクロス
- 押し目買い1
- 押し目買い2
- リバウンド
いずれも順張りの基本となる法則ですので、
しっかりと覚えて自分の手法やロジックに生かしてください。
